【コラム】メタル・ザ・カナガワ #2
- The Cromwell
- 2020年4月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年1月23日
The CROMWELLのリーダー内藤まさみ。神奈川県内で精密板金加工を手掛けている。
その技術を活用し製作したギター【メタル・ザ・カナガワ】について、
三回に渡りインタビュー形式でお話を伺っていく、その第二回。

第二回
Q. 前回は、かなりの精度で神奈川県の地図を切り出された点などを伺いましたが、もしまた同じようなギターをお作りになるとしたら、改善したい点などありますか?
A. 重量を軽くしたいですね。なにしろ総重量が7キロになりましたので。
Q. 寺中名人が1度ライヴでお弾きになりましたが、相当重たそうでした(笑)。
A. 1曲弾くのが限界だったようです(笑)。 あとは金属(ステンレス)ですから、怪我をしないデザインで作りたいですね。
それと、金属と相性の良いピックアップを探すことですね。

Q. 座って弾くと、腿に江ノ島が刺さりそうで痛いというお話も伺いました(笑)。
ところで、メタル・ザ・カナガワを作る際に苦労した点などはお有りでしょうか?

A. 厚さ3ミリのステンレス板から、ツギハギ無しで立体の品物を作るわけです。1枚の板を折り紙のように曲げていくので、そこは苦労しましたね。

あとは、実際に弾けるギターを目指したわけですから、フレットの間隔は大事です。
測定器を使って、実際のギターのフレット間隔からデータを作り、その上でレーザー加工を施しました。

細部にまで拘って製作したギター。次回は、メタル・ザ・カナガワを地元の市役所に展示した後の展開について伺っていきます。お楽しみに!
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